【FF14】rDPS/aDPSの違いと見方・基本情報【2020年版】

FF Logs上でのPerfやASPを決定する数値として主にrDPSが用いられていますが、ACTで確認した数値と異なっているのは何故なのか?また、aDPSは何を示しているのかなどを解説する記事になります。

Perf/ASPについて詳細に知りたい方は、下記記事を参照して下さい。

【FF14】Perf/ASPの見方・補足情報【2023年版】
プレイヤーの強さをわかりやすく表示したPerf(色)に加えて、FFLogsに存在するその他のスコアがどのような意味を持つのかを解説する記事。

 

rDPS

raid DPSの略称。PTメンバーに対するシナジー(火力貢献)を含めたDPS値だと思って下さい。Perf/ASPのランクはこのrDPSを指標に反映されているものとなります。また、ACTで表示されているのは実測値なのでpDPS(personal DPSとも呼称されます。

 

「自(p)DPS値」 + 「与シナジー分」 - 「被シナジー分」 = rDPS値

rDPSは概ねこの計算式で反映されていますが、タンク・白魔導士・ピュアDPSのようなシナジーを持たないジョブはpDPSよりもrDPSの方が低く計上されます。

シナジージョブであっても、上昇率が低いモンク(桃園結義)や召喚士(エギの加護)のようにPTメンバーから貰っているシナジー量の方が多いとrDPS側が低くなるケースは有り得ます。

 

かつこの計算式だとピュアDPSはシナジーが少ないorシナジーに合わせない方が高Perf/ASPを出せることになりますが、実際はシナジーをしっかり合わせて(PTDPSを上げ)討伐時間を早めれば(余計なギミック処理をしなくて済む等を理由に)高DPS値を維持した状態のログを残せる=rDPSも高水準になるので、シナジーをずらしたりシナジーの少ないPT構成にする意味は基本的にありません。

 

シナジーについての基本情報や上昇率、ジョブ一覧については下記記事で紹介していますので気になる方は確認を。

【FF14】シナジーの基本的な考え方・一覧【2020年版】
零式などのレイド界隈で必ず耳にするであろう、「シナジー」についての基礎的な部分をお勉強する記事です。

 

与・被シナジー値の確認

ACTで計測したログをアップロード→FFLogsプレイヤーページから戦闘ログを開けば、rDPSに対する与・被シナジー値の内訳がわかります。これから適当な共鳴編零式1層の戦闘ログを例にして解説。

 

シナジーのジョブ 竜騎士吟遊詩人占星術師
シナジーのジョブ 暗黒騎士戦士白魔導士黒魔導士

これから使用する画像のPT構成だと竜・詩・占以外はシナジーを持たず貰う側になり、シナジーなしジョブはrDPSの方が低く計上されていることも確認できます。

 

赤枠内rDPSの数字の上にマウスポインタを置くと、個々のrDPSの内訳が出てきます。

 

PT内トップDPS値となっていた侍のrDPSを表示してみました。竜の左眼(ドラゴンサイトで与ダメ5%up)で239.1、ディヴィネーション(与ダメ4~6%up)で238.9のDPS値などを各々加算していることがわかります。

青枠内のGivenが0.0となっているのは、侍はシナジーを持っていない=配っていないためです。逆にTakenは1279.1となり、これがシナジーに合わせて上乗せることのできたDPS値を示しています。また、TakenしたDPS値はGivenしてくれたシナジージョブ各位のrDPSへ加わるよう分配されます。

 

 

次はPT内2番目のDPS値となっていた竜騎士のrDPS値を見てみましょう。緑枠内のGivenがPTメンバーに対して配ったシナジーと貰えるDPS値を指し、侍が竜の左眼でTakenした「239.1」と(ドラゴンサイトは単体シナジーなので)合致しますね。

竜自体のTakenは占・詩から受けている主にディヴィネーションやバトルボイスに対しての部分、黄色枠内の「Given:811.4」-「Taken:452.4」=DPS値359、これを自DPSに加算→rDPSとして計上されることになります。

 

rDPSを上げるには?

Perf/ASPに影響するrDPSを向上させるためには様々な考え方がありますが、基本はPTメンバー同士のシナジー・バーストをしっかりと合わせてPTDPSを向上させることです。

 

高DPSを出せる強いメンバーとPTを組む

個々のDPSが高ければ当然PTDPSも上がる=討伐時間が早くなることで負担のかかるギミックを回避可能になる→DPSが高い水準のままログを残す。(戦闘を終わらせる)

個々に高いDPS値を出せるということは逆説的にシナジーをしっかり合わせている・拾えているということにも繋がっています。特にシナジージョブは、メンバーからTakenされた分→rDPSに加算されるわけですからこれが非常に大きいです。

 

 

自ジョブにとって有利な構成でPTを組む

各ジョブのシナジー・バーストはリキャストが異なっているので、自ジョブのリキャストと合わせやすいシナジー・バーストを持ったPT構成であれば合わせが発生する回数も増えるので有利になります。

 

例えば竜騎士ならシナジー(バトルリタニー)が180秒周期ですから、同リキャストになる吟遊詩人の「バトルボイス」召喚士の「エギの加護」と重ねてGivenしやすい。バーストは90秒・120秒周期なのでモンクの「桃園結義(90秒)」赤魔導士の「エンボルデン(120秒)」にTakenしやすいというような考え方です。

逆に赤魔導士やモンクのような与物理シナジーを持つジョブが、キャスター2構成で組んでしまうとシナジー(Given)対象が減るrDPSが伸びなくなる。この辺りに配慮するだけで大きく変わってくるでしょう。

 

戦闘が長引く=火力の低いPTでも、シナジー・バーストを吐き切った直後に戦闘が終わる→高DPS値でログを残せるケースもあり。

 

 

aDPS

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Adjusted DPSの略称。rDPSの項目で触れたように、シナジーを持たないジョブはTakenしない方がrDPSが高くなってしまう→シナジー無視のスキル回しをされるとシナジージョブが損をする部分があります。FFLogsがそれを考慮し、rDPSとは別にランキング対象としたものがaDPSです。

 

「自(p)DPS値」 - 「単体被シナジー分」 = aDPS値

rDPSと違い、全体シナジーの影響がないのでpDPSに近い数値で反映されます。竜騎士のドラゴンサイトや占星術師のカードなどを貰わなければ、ACTで計測しているpDPSと同じ数値に落ち着くことでしょう。

 

戦闘ログページの左側赤枠内aDPSのPerfを示しています。プレイヤーページのトップにもrDPS/aDPSの(Perf)表示切替タブが存在しているので、気になった人は見てみましょう。

 

ピュアDPSの考え方

タンクや白魔導士は強力な効果の多い単体シナジーを貰うことはほぼ有り得ないので、aDPSについて特別気にする必要はありません。単体シナジーが来ないのだから、シナジー・バーストをしっかり重ねていたら(rのように全体シナジー分を引かれないので)必然的に高くなる数値だからです。

 

ではピュアDPSの場合はどうか?竜騎士・踊り子・占星術師がいるPTだとドラゴンサイト・クローズドポジション・カードを投げる相手として選定されやすいわけですから、rDPS同様に差し引かれてしまうとPerfを高められないと感じるかもしれません。

ただピュアDPSはシナジー持ちジョブに比べ、シナジーを配らなくても単体で火力が高くなるよう調整されています。まずPT内の役割としてエースアタッカーになる、と考えて下さい。

そのエースがPTDPSを考えず、個人数値(r・aDPS)を自分勝手に追い求めていたらせっかく渡した竜のドラゴンサイトも踊のクローズドポジションも無駄になりますよね?シナジージョブが折角合わせているのに、ピュアDPSがあえてバーストを外せばpDPSで丸わかりです。pDPSが低いとなれば討伐スピードも落ちるのですから本末転倒利己的に上げようとするr・aDPSに意味はないとよくよく覚えておくと良いでしょう。

 

わざとシナジーからバーストをずらすピュアDPSが実際にいるのか…筆者の知るところではありません。

 

 

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