【FF14】シナジーの基本的な考え方・一覧【2020年版】

零式などのレイド界隈で必ず耳にするであろう、「シナジー」についての基礎的な部分をお勉強する記事です。

ver5.3までのジョブ調整内容に沿って記述しています。ver5.4以降にリキャストや効果が大きく変わる可能性があることに注意。

 

シナジーとは?

自分ではなく、PTメンバーに対して効果のあるダメージup系強化バフ・デバフを主に指します。

竜騎士のバトルリタニー(クリティカル10%up)や吟遊詩人のバトルボイス(ダイレクトヒット20%up)、敵に対してデバフを与える忍者のだまし討ち(対象の被ダメ5%up)・学者の連環計(対象の被クリティカル10%up)などに耳馴染みがあるかと思います。

また、シナジースキルを持っていないジョブ(侍・機工士・黒魔導士)はピュアDPSと呼称されていて、タンク・白魔導士もシナジーを持たないことからタンク・白魔導士とピュアDPSは主にシナジーを貰う側になります。

 

全体シナジー一覧

PT全体に付与できるシナジーは効果範囲もある程度は設定されているため、シナジーを受ける側も渡す側も立ち位置に注意しましょう。離れすぎていて貰い(渡し)損ねたとなると、PTDPSを大きく損失することになります。

 

ジョブ アビリティ リキャスト 効果時間 シナジー効果
忍者 だまし討ち 60秒 15秒 対象の被ダメージを5%上昇。
モンク 桃園結義 90秒 15秒 自身と周囲のPTメンバーの物理ダメージを5%up。
踊り子 テクニカルステップ(フィニッシュ) 120秒 20秒 テクニカルステップの成功数により、自身と周囲のPTメンバーの与ダメージを1~5%up。
赤魔導士 エンボルデン 120秒 20秒 自身の与魔法ダメージ10%up、周囲のPTメンバーは物理ダメージを10%up、それぞれ4秒毎に2%ずつ減衰。
学者 連環計 120秒 15秒 対象の被クリティカル率を10%up。
占星術師 ディヴィネーション 120秒 15秒 シンボルの種類数により、自身と周囲のPTメンバーの与ダメージを4~6%up。
竜騎士 バトルリタニー 180秒 20秒 自身と周囲のPTメンバーのクリティカル率を10%up。
吟遊詩人 バトルボイス 180秒 20秒 周囲のPTメンバーのダイレクトヒット率を20%up、自身には効果なし。
召喚士 エーテルパクト(エギの加護) 180秒 15秒 エギ(召喚獣)周囲のPTメンバーの与ダメージを5%up。

 

 

吟遊詩人の「歌シナジー」

詩人はスキル回しに歌系アビリティが3種があり、それもそれぞれPTメンバーへシナジーを付与しています。常時いずれかの歌がかかり続けている=常時PTメンバーにシナジーを与えているのですが、バトルボイスを含め詩人本人には効果がないことにだけ注意しましょう。

旅神のメヌエット 周囲のPTメンバーのクリティカル率を2%up。
賢人のバラード 周囲のPTメンバーの与ダメージを1%up。
軍神のパイオン 周囲のPTメンバーのダイレクトヒット率を3%up。

 

3種ともリキャスト80秒・効果時間30秒となり、一般的には詩人自身のスキル回しが影響して軍神のパイオンだけは効果時間20秒で更新されることが多いと思われます。

 

単体シナジー一覧

全体シナジーと異なり、どのPTメンバーを選んでシナジーを与えるか考慮する必要があります。通常はピュアDPS・火力の高いメンバーへ優先的に与えることで、効率よくPTDPSを上げられるはずです。

 

ジョブ アビリティ リキャスト 効果時間 シナジー効果
占星術師 アーゼマの均衡・オシュオンの矢・ハルオーネの槍 30秒・180秒 15秒 PTメンバー単体に近接系ジョブなら6%・それ以外は3%の与ダメージup。
占星術師 世界樹の幹・サリャクの水瓶・ビエルゴの塔 30秒・180秒 15秒 PTメンバー単体に遠隔系ジョブなら6%・それ以外は3%の与ダメージup。
占星術師 クラウンロード 30秒・180秒 15秒 PTメンバー単体に近接系ジョブなら8%・それ以外は4%の与ダメージup。
占星術師 クラウンレディ 30秒・180秒 15秒 PTメンバー単体に遠隔系ジョブなら8%・それ以外は4%の与ダメージup。
踊り子 スタンダードステップ(フィニッシュ) 30秒 60秒 スタンダードステップの成功数により、自身とクローズドポジションをつけているPTメンバーの与ダメージを2~5%up。効果時間が長いことから、どちらかが戦闘不能にならない限り実質永続効果。
踊り子 攻めのタンゴ 120秒 20秒 自身とクローズドポジションをつけているPTメンバーのクリティカル率・ダイレクトヒット率を20%up。
竜騎士 ドラゴンサイト(竜の左眼) 120秒 20秒 自身の与ダメージを10%up、PTメンバー単体の与ダメージを5%up。つけた相手が自身と離れすぎると、竜の左眼は失効する。(近づけば再発動)

 

これら単体シナジーを持つ占星術師・踊り子・竜騎士は全体シナジーも持ち合わせているため、ピュアDPSとの相性が非常に良いです。全体シナジーに比べると上昇量も強烈なものばかり、効果的に使ってPTDPSに貢献しましょう。

 

バーストとは?

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端的に言えば各々の高火力アビリティを吐き出すこと(個別に火力が高くなるタイミング、という見方でOK)を主に指します。タンク・DPSに関しては与ダメージを上げるための自己強化バフが60~90秒周期で存在しますが、このダメージを稼げる時間帯に全体・単体シナジーの60~180秒のタイミングを上手く重ねられたら効果的ですよね?個人でもPTでも、DPSを向上していくためにはバースト周期とシナジー周期を把握することが非常に大切です。

また、シナジーとバーストを意識して合わせることをシナジー合わせ・バースト合わせとも呼びます。

 

タンクのバースト一覧

ナイト・ガンブレイカーは60秒周期なので全体シナジーに対してかみ合う回数が多い。戦士・暗黒騎士は90秒周期が中心でモンクの桃園結義が90秒周期と相性が良い分、120秒周期とかみ合う回数が少ない。

 

ジョブ バースト周期 内容
ナイト 30・60秒 ファイト・オア・フライトで与物理ダメージを25%up。レクイエスカット→コンフィテオルは30秒毎だが、コンテンツによって回すタイミングが変化する。
戦士 90秒 原初の解放でフェルクリーヴを確定クリティカル&DHでゲージ無消費連打。ウォークライ→インナーカオスは任意でバースト合わせ可。
暗黒騎士 60・90・120秒 60秒のブラッドウェポンはMP回復→漆黒の剣、主軸は90秒のブラッドデリリアムでブラッドスピラーをゲージ無消費で連打。120秒の影身具現は操作不要の分身。
30・60秒 60秒周期のノーマーシーで与物理ダメージを20%up、Dotが2種。ソイルコンボとブラスティングゾーンが30秒周期。

 

 

DPSのバースト一覧

 

メレーの周期は満遍なく、90秒周期のみのモンクを除けばどのシナジー周期でも拾いやすい。

ジョブ バースト周期 内容
モンク 90秒 紅蓮の極意で与物理ダメージを25%up、桃園結義で更に与物理ダメージを5%up。
竜騎士 90・120秒 90秒周期のランスチャージで与ダメージを15%up、120秒周期のドラゴンサイトで与ダメージを10%up
忍者 60・90・120秒 60秒でだまし討ちに加え活殺自在で忍術強化、夢想三段→終撃。90秒で分身の術、120秒で天地人→命水。
60・120秒 60秒周期で燕返し(返し雪月花)、120秒で必殺剣・閃影。

 

 

レンジは吟遊詩人を除き、60秒・120秒シナジーにバーストが合う。

ジョブ バースト周期 内容
吟遊詩人 80秒 猛者の撃で与ダメージを10%up、周期がどのシナジーとも基本合わない。Dotとprocを主体としているため、定期シナジーに対して明確なバーストが発生しない。
機工士 55・120秒 55~60秒周期で整備による確定クリティカル&DHのドリル(エアアンカー)。120秒でワイルドファイア+ヒートブラスト連射(ハイパーチャージ)。
踊り子 60・120秒 60秒でフラリッシュによる強制procとスタンダードフィニッシュ(30秒)、120秒でテクニカルフィニッシュ。高火力アビリティであると同時に全体・単体シナジーでもある。

 

 

キャスターはピュアである黒魔導士以外、概ね自身のシナジーリキャストに準じてバーストが発生する。

ジョブ バースト周期 内容
黒魔導士 90秒 黒魔紋が90秒ではあるものの、サンダガやゼノグロシーのproc・三連魔(60秒)の使用タイミングもコンテンツにより異なりやすく明確なバーストが発生しにくい。
召喚士 55(60)・120秒 トランス・バハムート/フェニックスは55秒周期ではあるが、エンキンドル:地獄の火炎(120秒)とエギの加護(180秒)に合わせて60秒前後で推移する。
赤魔導士 120秒 エンボルデンが120秒シナジーであると共に与魔法ダメージを10%up、合わせてバランスゲージ調整→ヴァルホーリー/フレア→スコーチ。

 

 

ヒーラーのバースト一覧

 

白魔導士の神速魔を除いてヒーラーのバースト周期はほとんどのシナジーに合うが、ヒールワークに影響するものが多い。

ジョブ バースト周期 内容
白魔導士 90~120秒・150秒 30秒ごとにスタックされるヒーリングリリーを使用→ブラックリリーを3スタックすることでハート・オブ・ミゼリが使用可。最速使用であれば90秒だが、ヒールワークとの兼ね合いで大抵120秒シナジーに吐き出される。150秒の神速魔はどのシナジーとも基本秒数が合わないので、開幕と終盤のフルバーストに調整して吐かれることも多い。
学者 60秒・180秒 60秒でエーテルフローで(ヒールに使用しない分を)エナジードレイン。180秒の転化でフロー回復・更にエナジードレインを追加可能だが、ヒールリソースになるフェアリーが使用不可となるためズレこむケースも有り。
占星術師 60秒・90秒 60秒でアーサリースターの範囲回復/攻撃、90秒でライトスピードによる無詠唱効果によりマレフィジャを連射。

 

 

ジョブ間のシナジー・バースト相性

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ここまで解説した内容で、各ジョブのシナジーとバーストはリキャストがそれぞれ異なっていることはご理解頂けたかと思います。では、実際にシナジー(バースト)を合わせるとはどういうことなのかを簡単に解説していきます。

 

シナジー・バースト合わせの基本

PTに忍者がいるとだまし討ちの60秒を指標にしやすく、どのジョブのシナジーでもどこかで重なるタイミングが必ずあります。90秒のシナジー・バーストは1回置きに180秒と重なり、120秒を含めPT全員が理想通り使えていればシナジーは全部360秒(戦闘時間6分)で重なるようになっています。

強化薬のリキャストは270秒ですが、(打ち合わせが特にない限りは)使用を遅らせて360秒に合わせれば火力が更に向上。これらPT全ての火力リソースが出揃ったタイミングをフルバーストとも呼称されます。

 

シナジー分類として、与ダメージup系は・物理与ダメージup系は・クリティカル&ダイレクトヒットup系はで表記。
シナジー タイムライン
  • 0:00
    開幕
    フルバースト
  • 0:30
    30秒
  • 1:00
    60秒
    だまし討ち
  • 1:30
    90秒
    桃園結義
  • 2:00
    120秒
    だまし討ち エンボルデン ディヴィネーション 連環計 テクニカルフィニッシュ ドラゴンサイト 攻めのタンゴ
  • 2:30
    150秒
    シナジーはないが、白魔導士の「神速魔」がここ。
  • 3:00
    180秒
    だまし討ち 桃園結義 バトルリタニー バトルボイス エギの加護
  • 3:30
    210秒
  • 4:00
    240秒
    だまし討ち エンボルデン ディヴィネーション 連環計 テクニカルフィニッシュ ドラゴンサイト 攻めのタンゴ ※リキャスト使用であれば吟遊詩人の「猛者の撃」。
  • 4:30
    270秒
    桃園結義
  • 5:00
    300秒
    だまし討ち ※リキャスト使用であれば白魔導士の「神速魔」。
  • 5:30
    330秒
  • 6:00
    360秒・フルバースト
    だまし討ち 桃園結義 テクニカルフィニッシュ エンボルデン ディヴィネーション 連環計 バトルリタニー バトルボイス エギの加護 ドラゴンサイト 攻めのタンゴ

ギミックや状況考慮なしで上記のようなタイムライン。履行や雑魚フェーズ処理があり強制的に手が止まる場合はこの限りではなく、リキャストが返ってこない全体シナジーは温存・短いものは使用して合わせるなどの措置を取ります。

自分のバーストやシナジーはもちろん、どのジョブがPTにいるかで貰えるシナジーは変わるため、しっかり把握をしておくことが大切です。

 

ジョブ間のシナジー相性について

ここまで解説されたシナジー分類・リキャスト秒数を参考にして、ジョブ同士の相性良し悪しが大体見えてくるはずです。マテリアや装備によるサブステータス調整によっても相性差が出ますが、それを加味しても組みたいジョブがイメージできるならシナジーの基礎はおおよそ理解したと言えるでしょう。

ここではシナジーを配る側・貰う側で特筆点があるジョブのみ解説をつけておきます。

 

戦士

原初の解放(90秒)→フェルクリーヴとウォークライ→インナーカオスは、確定クリティカル&ダイレクトヒットとなるが故にバトルリタニー・バトルボイス・連環計による恩恵がほぼありません。

レンジシナジー枠なら純粋な与ダメージupシナジーの踊り子が理想。学者(連環計)は120秒周期であることから、フルバースト時以外であれば恩恵があるので避けるほどではありません。

 

モンク

桃園結義は与物理対象のシナジーなので、キャス2構成だとシナジーを配る人数が減る=PTDPSが伸びないためお勧めしません。レンジ2構成なら(レンジは物理の為)効果はありますが、踊り子&吟遊詩人の組み合わせになるとどちらも本体火力が高くないので効力が薄くなります。

自身が90秒シナジー&バースト持ちであることから、180秒シナジーとの相性は良いです。

モンクは回復シナジーとしてもマントラを持ち、攻略段階は吟遊詩人の「地神のミンネ」・踊り子の「癒しのワルツ」と併せればヒール面に限れば良相性。

 

踊り子

クローズドポジションを付けたジョブ種によってエスプリの溜まり具合に差があることから、安易に火力だけを見てパートナーを選ばないようにしましょう。

侍かモンクが理想ですが、いなければなるべくピュアDPS(機工士・黒魔導士)につけるなどの判断が必要です。メレー枠が竜騎士と忍者ならば、開幕だけでも忍者につけると有効。(開幕バーストに限っては現状トップ火力の為

 

赤魔導士

モンク同様にエンボルデンが与物理対象シナジーですので、キャス2構成だとシナジーを配る人数が減ってしまいます。

エンボルデンは120秒周期、レンジ2の場合に機工士・踊り子ならバーストは合います。が、基本通り侍&モンク以外の)メレー2構成にすればこちらが貰えるシナジーも増える=PTDPSを伸ばしやすいことを考慮すべきです。

 

 

まとめ

ここまで解説した内容は、シナジー合わせやジョブ間相性を正しく理解することで個人・PTDPSを伸ばせるというものでした。パーティ募集やCFなどでは(自分にとって)理想通りの構成になるケースの方が少ないでしょうが、知ってさえいれば固定PTの構成や自分にとって有利な募集を見分けやすくなり、それによって火力上げることも出来るかもしれません。

PTメンバーの構成やシナジーを特に気にせずスキル回しをしていた方が、この記事を読み「気づき」があったなら嬉しいです。

 

 

コメント

  1. IKURA より:

    この記事を書いた人も見た人もきっと
    「シナジー」と「バフ」を勘違いしているし、するだろう。

    「シナジー」とは、2つ以上のバフがかかった時に起こる「相乗効果」や、「ひとつ当たりのバフ能力が僅かに上昇する現象」を指します

    つまり、この記事に出てくるような「単体シナジー」という表現は正しいものではなく、それはただの「バフ」です

    • Asellus Asellus より:

      ご指摘ありがとうございます。「(FF14における)シナジーという言葉」は仰せになっているように「バフ能力が僅かに上昇する現象」を大衆的に指して使われていることは現行プレイヤーにとっては既知とは思いますが、それについて正確に触れる記述がなかった部分は一般的・辞書でも引けばわかるであろう「シナジーという言葉の本来の意味合い」を誤認させる可能性があったことを否定できません。つきましては訂正ではありませんが、より理解が及びやすいよう記事を精錬修正させて頂きます。今後ともよろしくお願い致します。

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