現在patch6.38までオンラインアップデートが実施されており、2023/05/23にはpatch6.4実装予定となるファイナルファンタジーXIV。日本だけに留まらず北米/欧州/韓国/中国のリージョンで累計2700万アカウント数を誇る世界トップクラスのオンラインゲームですが、2021/12/7に最新拡張「暁月のフィナーレ」で長年に渡る物語が一区切りとなり、今後の新展開も期待されているMMORPGです。
Amazon(PC)&PlayStation®Store(PS4/PS5)コンプリートパックが2023/04/26~2023/05/10の期間限定50%OFFセールとなっているため、これを機に始めてみようか気になっている方向けの導入手引きを含めたゲーム紹介記事となります。
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対応プラットフォーム
PCはWindows®版/Mac版、家庭用ゲーム機はPlayStation®4/PlayStation®5に対応。
FF14月額課金制ですがパッケージ購入した際に30日分のプレイ無料権がついてくるので、その後継続して遊ぶかどうかは好きなタイミングで選べます。
PCの要求スペックは?
FF14公式サイトに動作環境の記載がありますが、無料DL可能なベンチマークソフトをダウンロードしてチェックするのが早くて簡単です。
ダウンロードしたら適当な階層で解凍/展開。
ベンチマークが立ちあがったら、不要なアプリケーションは閉じた状態でスタート。
FF14のゲーム負荷等をチェック、出たスコアでプレイ快適度を測ることが出来ます。
「普通」に該当する4000を超えていれば、最新拡張のコンテンツや高難度レイドであっても問題なく動作するでしょう。FF14のベンチマークソフトはゲーミングPCの性能チェックに使われるくらいポピュラーで、FF14をプレイしない人にも認知されている程です。
割と最前線でプレイしている筆者はかなり旧式なゲーミングPCで上記スコアなので、ここ数年で購入された一般的なゲーミングPCなら大体快適にプレイできるゲーム自体の軽さも魅力の一つになります。
無料体験版
FF14ではフリートライアルという名目の体験版を無料配布しています。
- 月額料金無料(期間無制限)
- 「蒼天のイシュガルド」までの拡張範囲をプレイ可能
- フリートライアルのデータは製品版へ引継可能
製品版パッケージを購入する前に試したい…という方には上記3点が主なメリットとなります。FF14はオンラインゲームでありながら、コンシューマー(家庭用向け)ゲームに劣らずメインストーリー評価が高いです。
ファイナルファンタジーシリーズをプレイしたことのなかった筆者でも「蒼天のイシュガルド」はシナリオの良さに引き込まれたので、パッケージ購入の決め手にかけるという方は是非フリートライアルを通じて体験して欲しいと思います。
フリートライアルの機能制限
製品版に比べ、オンラインゲームとしての基本機能がほぼ制限されているのが大きなデメリットです。
- レベル60上限(最新拡張でレベル90キャップ)
- 所持金上限が300,000ギル
- 不特定多数に対するチャット機能制限
- マーケットボード含むアイテム周りの制限
- FCを始めとしたコミュニティ参加制限
フリートライアルはレベルとお金、アイテム周りに強い制限がかかります。友人に誘われた等であればコンプリートパックを購入して製品版にしてしまった方が早く楽しめますが、完全ソロプレイ前提でメインストーリーを追うのならフリートライアルを強くお勧めします。
FF14ってどんなゲーム?
オンラインゲームをしたことがない…ファイナルファンタジーシリーズをプレイしたこともない…という方や、別のオンラインゲームをやっているが気になっている人にもFF14の魅力が伝わるよう、なるべくわかりやすく紹介していきたいと思います。
メインストーリー
FF14は拡張パッケージごとにメインストーリーが大きく進展します。「新生エオルゼア」でプレイヤーの冒険が始まり、「蒼天のイシュガルド」で竜と人との千年に渡る竜詩戦争へ身を投じていく様まではフリートライアルでプレイ可能です。
ガレマール帝国とのアラミゴ解放戦争を描く「紅蓮のリベレーター」は、FF6をオマージュした地名とキャラクターが数多く登場。
次元の狭間を超え、光の氾濫で滅びゆく第一世界「ノルヴラント」に夜の闇を取り戻すべくアシエンに立ち向かう―同接アクティブ数が世界一となりプレイヤー人口が急増した「漆黒のヴィランズ」。
ハイデリンとゾディアーク、世界の核心に迫る物語の集大成、「暁月のフィナーレ」。
オンラインゲームとしての要素以前に、RPGとしてのシナリオクオリティがプレイヤーから高く評価されている傾向にあるのがFF14の良いところです。膨大なテキスト量に加えたCV付の高品質なムービーも、(筆者を含む)FFシリーズを敬遠していた層を取り込むに至った部分だと思います。
運営/開発の熱量が高い
スマホゲー(ソシャゲ)や、オンラインゲームを遊んでいて誰もが感じたことがある要素に運営とプレイヤー間の温度差が挙げられるでしょう。全てのプレイヤーにとって「良い運営」というのは現実的になり得ないと思いますが、FF14はプロデューサー/ディレクターの吉田直樹氏を始めとして開発チームがその差分を埋めようとする姿勢に大変好感が持てます。
出典元:SQUARE ENIX
- 公式生放送「PLL」で調整意図を細部まで説明
- P/D自身がFF14をプライベートでプレイしている
- アップデート間隔を基本厳守する
一見すると割とどのゲーム運営でも当たり前にやっていることなのでは…?と思えてしまいそうです。PLLはマイナーアップデート前に必ず配信、次回以降のアップデート展望もしっかりと時間をかけて説明してくれます。また、公式サイトでパッチノートを公開しており、アップデート内容をいつでも詳細確認できる点も良いでしょう。
吉田直樹氏が自身もFF14をプレイすることにより、プレイヤー要望に寄り添いやすくしているのも良いです。(PLLで時折見れますが、FF14のプレイ精度自体もかなり高い方)
アップデート間隔に至っては漆黒のヴィランズ(2020年)時に新型コロナウイルス感染症の影響でスケジュールを順延した以外、新生開始から10年近く更新サイクルを守り続けています。
Twitter/Discordでのプレイヤー間交流
FF14はSNS文化圏でのコミュニケーションが活発な部類で、アップデート情報などがトレンド上昇するのもあまり珍しくありません。
ゲーム内で撮影できるSS(スクリーンショット)やファンアートなども多く、FF14自体をある程度プレイ済なら楽しめる機会が増えるでしょう。
ネタツイートも非常に多い…
近年オンラインゲームと一緒に起動する通話ツールとして一般的になってきたDiscordに関しても、ゲーム内での固定活動や情報交換にかなり活用されています。
UI/プレイフィールの自由度
プレイキャラクターのデザインに加え、戦闘するためのジョブは自身のプレイフィール&好みに合わせて選択が可能です。
PS4等でも使えるようなゲームパッド/マウスキーボードだけでの操作も自身でカスタマイズが可能で、各ボタン配置&ユーザーインターフェースも完全に自分で決めることができてしまう自由度があります。
ゲームクライアント側で決められていない分、逆に迷ってしまう部分もあると思いますがレイアウト配置に正解はないので、面倒ならデフォルトのままで問題なくプレイできるのも良い点です。
後発プレイヤーにもフラットな環境
オンラインゲームについて回る問題として、古参プレイヤーとの差がありすぎて今更始めても楽しめないのでは…という不安があるかと思います。
- コンテンツ毎のレベルシンク
- 最新コンテンツ実装時の装備一新
- NPCサポートによるソロプレイ補佐
メインクエストを進めていると、ダンジョン(ID)やボス戦(討滅戦)が必ず節目に出てきますが、コンテンツファインダー(CF)と呼ばれる仕組みを使って他プレイヤーとオートマッチングが可能です。申請したプレイヤーは全員レベルシンクでコンテンツに合わせたレベルへ強制調整されるため、必ずレベルが横並びになることからフラットな協力プレイを楽しめるでしょう。
FF14の装備にはアイテムレベル(IL)という概念があり、アップデートが進んでいくとメインクエストに合わせて必ず要求レベルが上がる→高難度で手に入れた装備よりも高ILな装備があっさり手に入るようになるというサイクルが完成しています。最新拡張まで追い付いたらエンドコンテンツをやりたい時期だけ装備集めを頑張る、で充分成立する仕組みです。
どうしても他プレイヤーと組まずにメインクエストを進めたい場合、アップデートによって徐々にではありますが型落ちコンテンツならNPCを連れて行ける仕様も追加されつつあります。
エンドコンテンツの難易度
メインクエストやサブストーリーで登場したボスを超強化したものが、大体エンドコンテンツとして実装されます。マイナーパッチ偶数時は零式/奇数時には絶と呼ばれる8人レイドが主な実装対象です。
武器防具の最高性能品がドロップする零式、更に最高性能で光るエフェクトが付いた武器がドロップする絶で区分けされています。零式は攻略法が出回れば野良パーティ募集でもクリア可能な難易度ですが、絶に関してはスケジュールを合わせた固定パーティでないと踏破が厳しいレベルの高難度コンテンツという認識で良いです。
パーティ全体のゲーム練度にもよりますが、数カ月単位での攻略時間を費やすことも珍しくありません。
各絶のクリア称号(アチーブメント)は「~Legend」表記で踏破済と一目でわかるようなものなので、光る絶武器と併せた一種のステータスとも言えます。
サブコンテンツの豊富さ
バトルコンテンツは高難度の零式&絶だけではなく、独立したマップで遊べる「禁断の地エウレカ」「南方ボズヤ戦線」、突入するたびに地形が変わるディープダンジョン「死者の宮殿」「アメノミハシラ」など数多く存在します。
バトル以外のサブコンテンツで特に話題性があったのは、ゴールドソーサー(カジノ)に実装された「ドマ式麻雀」かも知れません。
あとがき
実際のところ、この記事だけでは伝えきれない程の魅力がFF14にはあります。コンプリートパックセールは不定期的に行なわれていますが、ここまで読んで「やってみようかな…」と少しでも感じたなら、フリートライアルでもいいので手に取って貰いたいところです。
それでは、エオルゼアでお会いできる日をお待ちしております。
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